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製造業(メーカー)の転職先の選び方

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製造業、メーカーへの転職は、自社で開発、製造した製品やサービスを顧客へ販売することができるため、仕事のやりがいを求める方にぴったり。企業としての社会的責任もあるため、社員に対する手厚い教育制度、福利厚生、そして高い年収も期待できます。

「選択と集中」で生きのびた製造業

1980年代以降、自動車、家電、機械など多くの製造業で日本企業は世界に躍進しました。アメリカ・ヨーロッパに学び、独自の「ものづくり」のノウハウを確立した日本企業は、その性能・品質の高さを世界的に高く評価され、「メイド・イン・ジャパン」は長らく信頼の代名詞でした。

しかし「良いものをつくれば売れる」という時代は過ぎ、新興国メーカーとの低価格競争で日本の製造業は疲弊します。また「ブランド力」や「高付加価値の開発」に関する競争でも日本は苦境に立たされました。

現在生き残っているメーカーは、こうした厳しい時代を、自社の強みに特化しムダなものをそぎ落とす「選択と集中」によって生き延びてきた企業です。そして今日のグローバル競争下においてさらなる飛躍と成長ができるかどうかを見極めるためには、いくつかのポイントに注目する必要があるでしょう。

グローバル対応力・市場開拓力・開発力

製造業界は以前のような国内市場と海外市場といった線引きはなくなり、製造から販売まで、国家間をシームレスに結ぶサプライチェーンの構築が重要となってきています。これは単なる海外進出とは異なり、世界中から原料や部品を調達し、適切な国・地域に製造拠点を設け、グローバルな市場開拓を行うという視野・スタンスの広さが要求されることを意味します。メーカーの将来性を評価するにあたっては、こうしたグローバル対応や市場開拓をどのように行っているのかを見極める必要があります。

また、新技術や新製品の開発力を評価するためには、単に技術的に優れているかどうかだけではなく、開発スピードや市場投下力も重要です。その企業が手がける製品・サービスの市場でのポジショニング、戦略的位置づけなどが見極められるマーケティング能力を併せ持つメーカー。これが世界に通用するかどうかの重要なカギといえるでしょう。

製造業は二極化している

世界的なトレンドとして、製造業は二極化が進んでいます。これは世界を代表するファブレス(工場無し)企業であるアップルと、そのEMS(受託生産)を請け負うフォックスコン(鴻海科技集團)の関係をみれば一目瞭然です。

すなわち、バリューチェーンの中でもっとも高付加価値とされる設計とマーケティングに特化し、自らは製造設備を持たないファブレス企業となる方法が1つ。これにはユーザーのニーズを機敏・的確に捉えて設計に反映できるマーケティング力・技術力、バリューチェーン全体を管理する能力が求められます。

もう1つは、そのアップルの製品製造を引き受けるフォックスコンのように生産規模を拡大することで圧倒的な市場シェアを握り、スケールメリットを生かして短納期大量生産・コストダウンを実現する方法です。

もちろん、すべてのメーカーにこの二者択一が迫られるわけではありません。しかし、大手と競争し生き残っていくためには、ユーザーのニーズを的確に読み、素早く製品を市場に投下し、短期間で資金回収を済ませて次の商品を開発するという経営サイクルの高速化が必要不可欠であるといえるでしょう。

こうした業界の変化を感じ取り、自社なりのやり方で市場競争力を確保できているかどうか。これはメーカーを見極める上でもっとも重要なポイントといえるでしょう。

取引先・製造現場も要確認

メーカーの経営安定性や技術力を確認するためには、主要取引先(納品先)をチェックすることも大切です。もちろん、大企業を顧客に持っていることは重要ですが、大手一社に依存しているメーカーは値下げ圧力に弱く、下請け体質である可能性も考えられます。複数の大手・中堅企業を顧客に持っていれば各社の経営状況に合わせた軸足の移動も可能でしょうし、顧客からの理不尽な要求をはねのけることもできるはずです。

また、できるのであれば製造現場、すなわち工場にも足を運んでみたいものです。活気にあふれ、品質向上や新技術の開発に対して意欲的な姿勢を持つかどうかは工場の実態・雰囲気に触れれば感じ取ることができるからです。技術伝承や人材の育成にまじめに取り組んでいる職場かもわかるでしょう。

ものづくり企業への転職を心がける人は、このようなさまざまなポイントによって候補企業を絞り込み、仕事とともに自分を成長させていける可能性に富んだメーカーを選択するべきでしょう。

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