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知らないと大損!「キャリアアップ」のふたつの落とし穴

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後悔しないキャリアアップ転職の考え方!! ...「落とし穴」って?

「キャリアアップ」って何?

「応募動機は自分のキャリアアップのため」など、「キャリアアップ」は転職時にもっともよく使われる言葉のひとつです。「キャリア」も「アップ」もわかりやすい言葉ですから、誰でも「なんとなく、自分のキャリアを高めることだろう」とは漠然と理解できます。
しかしあらためて聞かれると、うまく答えられる人は少ないのではないでしょうか。

そんな知っているようで知らないキャリアアップの「ふたつの落とし穴」についてお話ししたいと思います。

「キャリアアップ」は英語ではなかった?

そもそも「キャリアアップ」ってなんだ?

私たちが何気なく口にする「キャリアアップ」。しかし、これは英語圏の人たちにはまったく通用しない和製英語です。

英語で「キャリアアップ」に相当する表現としては、Improve my career.(自分のキャリアをよりよいものにする)や、Career Advancement(キャリアを進歩させる)などの言い方になります。「私はキャリアアップのために中国語を勉強している」と伝えたいときは、「I’m studying Chinese to advance(Improve)my career.」となります。

カタカナ語としての「キャリア」には、一般的に「積み重ねてきた経験歴(例:キャリアが長い、など)」といった意味が浸透しているのかと思います。
しかし、警察組織のなかでいわれる「キャリア組」とは、捜査現場で長年叩き上げたベテランのことを指す……のではなく、国家公務員Ⅰ種試験に合格した幹部候補生を指します。

英語の「career」には、「履歴」「特別な能力が求められる職業」「はえぬきの」「疾走する」などのさまざまな意味があり、「職業上の前進」つまり高級官僚などエリート性の高い人を主に指す言葉となっています。そうしたニュアンスがうまく日本語に翻訳できないため、断片的な意味のままカタカナ語として定着して今に至るようです。

キャリアアップとは何だろう?

意味から見直す なぜキャリアアップ転職がしたいのか?

カタカナ語の「キャリアアップ」の国語辞典的な意味としては、

  • より高い資格を取得すること
  • より高い能力を身につけること
  • 経歴を高めること
  • より高い地位や待遇で迎えられる企業への転職

などが一般的です。

たとえば簿記2級の資格を持っている人が簿記1級を目指し、簿記1級を持っている人は税理士やUSCPA(米国公認会計士)、公認会計士などの資格取得を目指す。これも立派なキャリアアップです。また、「MBAを取得して学歴の上積みをする」「TOEICで高スコアを取る」なども、自分のビジネス能力を高めるためのキャリアアップの一環といえるでしょう。

そして、「転職を繰り返してさまざまな経験を積み、視野を広げ、『できる仕事』を増やす」というのもひとつのキャリアアップの方法ですし、「より高いポジションに就いて、いままでの経験を高い次元で生かしたい」と考える人もいるのではないでしょうか。

しかし、その一方で「同一の職場・ポジションでじっくりと経験を積み、ひとつの仕事を極めたい。それが自分のキャリアアップにつながる」という考え方をする人もいます。それもキャリアアップのひとつの方法であることに間違いはありません。

一言でキャリアアップといえど、考え方や方法はひとそれぞれです。転職活動を開始する前に「自分はなぜ転職したいのか?」をしっかりと掘り下げ、どんなキャリアアップがしたいのかを明確にしておきましょう。

キャリアアップとは「なりたい自分になる」努力

転職を通して「なりたい自分」ってどんな姿?

アメリカのキャリア研究家であるドナルド・E・スーパーは、その理論のなかで、「人間はキャリアを通じて『自分らしさ』を実現しようとする」と語っています。
また、「キャリアはひとりの人によって行われた一連の役割であり、職業に対する適性・興味・価値・ニーズ、従前の経験、そして期待によって決定される選択と成功である」という言葉も残しています。

職業に対する適性・興味・価値・ニーズはひとりひとり異なるものであり、また、キャリアアップはこれまでの経験の積み重ねを前提に考えるのが当然でしょう。そこに「こういうことをやりたい」「これくらいはできるはずだ」という期待が加味され、自分がどういう方面にキャリアアップするべきかが決まります。

  • 「一流企業の高いポジションに就きたい」
  • 「できるだけ高い給料をもらいたい」
  • 「やりがいのある仕事をしたい」
  • 「多くの人に高く評価されるプロ中のプロになりたい」

「なりたい自分」は人それぞれ異なるでしょう。キャリアアップとは、自分の価値観に沿った形で自分を職業的に高めていくこと。そう考えるなら、やり方が人それぞれ異なるのは当然のことです。

キャリアアップについて考えるときは、「自分は仕事を通じてどのような自分になりたいのか?」を最初に考えることから始めましょう。

転職におけるキャリアアップの「ふたつの落とし穴」

キャリアアップの「落とし穴」にはまらないために

落とし穴 その1:自分の市場価値のみに目がいっていない?

転職市場における「キャリアアップ」とは、しばしば「転職市場での自分の人材的価値を高めること」と解釈されます。

たとえば、一流企業で責任あるポジションに就き、何らかの業績をあげた人は転職市場で高く評価されたとします。ほかの条件が同じであれば学歴が高いほうが、あるいは高いレベルの資格を取得している人のほうが転職において有利になります。

しかし、キャリアアップを考える際、まずやることは「自分はどうなりたいのか?」を明確にイメージしてから行動を起こすことです。
これができていないと…

  • 「転職によって年収は増えたが、仕事にやりがいが感じられない」
  • 「自分がやりたいと思っていた仕事を任せられた点はうれしいが、期待していたほど周囲に評価してもらえない」

といったミスマッチが生じやすくなります。これがひとつめの落とし穴です。

落とし穴 その2:今の仕事環境を変えたいだけ?

ふたつめの落とし穴は、「今の職場・今のポジションでは自分は成長できないからキャリアアップをしなくては」という誤解に基づく転職です。

  • 「自分がやりたい仕事ができない」
  • 「自分の将来のために必要と思える職業経験ができない」

と考えてしまうと、自分の将来のヴィジョンから遠ざかりキャリアアップの妨げになるように感じてしまうでしょう。

しかし、「どんな仕事がしたいのか?」「どんな経験を積みたいのか?」という問いに対して明解で具体的な回答を用意しておかなくては、転職でそれを実現することは難しいといえます。

また、転職時に「前職でそのような仕事や経験ができるポジションに就くためにどんな努力をしましたか?」と質問されたら、どう答えられるかも非常に重要です。
「とにかく、今の職場が嫌で、自分の仕事の環境を変えるために周囲と交渉することすら嫌だった」というような後ろ向きの姿勢では、「キャリアアップは単なる口実で、現状から逃げたかっただけなのでは?」と疑われてもしかたありません。

そのような状況では、なかなか良い条件での転職は当然難しくなります。「前職よりも条件が悪くなってしまった」「こんなはずではなかった」といった、後悔の残る転職になってしまうことも考えられます。そうならないためにも「今の職場でそれを実現するためにはどのような努力が可能だろうか?」をしっかり考えておきましょう。

キャリアアップ転職の重要ポイント

今回の重要なことを3つにまとめました。


チェックポイント

  • 自分はなぜ転職したいのか?
  • 自分は仕事を通じてどのような自分になりたいのか?
  • 今の職場でそれを実現するためにはどのような努力が可能だろうか?

といったことを、具体的な転職活動を開始する前にしっかり掘り下げておくことが重要でしょう。

さて、冒頭で、「Careerとは職業上の前進を意味する」という話をしました。正しい意味でのキャリアアップとは、それをさらに進化させ、「なりたい自分に近づくための努力」です。

カタカナ語で「キャリアをアップさせる」と考えてしまうと、そこがブレて、単に年収アップや昇進、転職市場での優位性などと混同してしまうかもしれません。漠然と「キャリアアップのために転職する」のではなく、「なりたい自分」のための転職をぜひ実現できることを心より願っています。

ピタジョブでは、「気になるあの企業、今の会社と比べてどこが優れてて、どこが劣ってるの?」といった、転職前と後の比較がかんたんに行える機能をご用意しています。この機会に、将来を見据えて「なりたい自分」を実現できる転職先を探してみませんか?



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